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取引先のサービスがSOC 2取得企業でも安心できない?“サブプロセッサー管理”とVanta活用による実効性向上のススメ

取引先のサービスがSOC 2取得企業でも安心できない?“サブプロセッサー管理”とVanta活用による実効性向上のススメ

SOC 2取得済みでも、未認証のサブプロセッサーを使えば情報保護は不完全です。Vantaを活用すれば、承認されていない外部ツールの利用を自動的に拒否し、サブプロセッサーの監査状況も確認可能。真のセキュリティ実効性が高まります。

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対応者:Yoshiya Takabayashi
一週間前以上前にアップデートされました

SOC 2(Service Organization Control 2)は、クラウドサービスやSaaS企業が顧客データをどのように保護しているかを第三者が監査・評価する枠組みです。セキュリティ、可用性、処理の整合性、機密性、プライバシーの5原則に基づいて評価され、信頼性の証として重視されます。

ただし、企業がSOC 2を取得していても、実際に利用しているサブプロセッサー(外部ツールやサービス)が同様の監査またはSOC2を取得していなければ、ユーザー情報の保護は実質的に担保されていない可能性があります。

たとえば:

  • 個人が開発・運営するセキュリティ基準不明なアプリを業務で使用

  • 設立直後のスタートアップが提供する未成熟なSaaSにデータ処理を委ねている

  • データの保存・処理範囲が不明なまま外部ツール連携をしている

これらのケースでは、取得済みのSOC 2が“形式的な安心材料”で終わってしまうリスクが高まります。

Vantaによる対策と強化

このようなリスクを防ぐために効果的なのがVantaのようなセキュリティコンプライアンス自動化ツールの活用です。

Vantaでできること:

  • 未承認の外部ベンダーやシステムの利用を自動的にブロック

    • 許可されたベンダーのみが使用可能な状態を保つことで、ガバナンスと整合性を確保

  • サブプロセッサーがSOC 2やISO 27001などの要件を満たしているかを可視化・検証

    • サブプロセッサーの監査状況やリスクを一元管理し、即時に確認できる

  • 利用中のツール群がポリシー準拠かどうかを常時モニタリング

    • ツールの追加や構成変更も検知・記録し、監査トレイルとして活用可能

Vantaの導入により、「何が使われているか分からない」という状態を脱し、全体として一貫性のあるセキュリティ体制の構築が可能になります

まとめ

SOC 2を取得していても、それは「スタート地点」に過ぎません。
サブプロセッサーを含めたエコシステム全体の安全性をどう維持・監視し続けるかが本質的な信頼性を左右します。

Vantaを活用することで、「書類上のセキュリティ」ではなく「運用上のセキュリティ実効性」を高めることができ、真に強固なコンプライアンス基盤を構築できます。

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