散らかったデスクトップを、Claudeに丸ごと片付けてもらう
スクリーンショットが散乱し、謎の名前のプロジェクトフォルダが並び、移動し忘れたダウンロードファイルが積み上がったデスクトップ——見て見ぬふりをしている人、多いのではないでしょうか。Claude公式のユースケース紹介に、Claude Coworkにデスクトップへのアクセスを渡して、あとは放置するだけという片付け方が載っていたので、整理します。これまで紹介してきた業務系ユースケースと違い、今日から誰でも試せる身近な例です。
何ができるのか
Coworkにデスクトップへのアクセスを許可すると、Claudeはあなたと同じ「混沌」を見ます。そして中身を読んで、それぞれのファイルが何なのかを判断し、きれいなフォルダ構造に仕分けてくれます。あなたは別のことをしていてOK。戻ってくると、片付いたデスクトップと「何をどこに移したか」のサマリーが待っています。
プロンプトは驚くほどシンプルです。
デスクトップの整理を手伝って。散らばっているファイルをすべて評価して、中身に基づいて整理して。
ポイントは「中身に基づいて」の部分。ファイル名や拡張子だけでなく、Claudeが実際に内容を読んで判断するので、「IMG_4823.png」が仕事のスクリーンショットなのか旅行の写真なのかを区別して仕分けられます。
セットアップ
必要なのは2つだけです。
Claude Desktopをダウンロードして、Coworkセッションを開始
確認ダイアログが出たら、デスクトップ(またはフォルダ)へのアクセスを許可
Coworkはローカルファイルを直接扱うワークスペースなので、アップロード作業は一切不要。あなたが手でやるのと同じように、ファイルの中を見て、移動します。
任意で、好みのフォルダ構成(日付別・プロジェクト別・ファイル種別)や、「残す/アーカイブ/削除」のルールを伝えておくと、より自分好みの結果になります。使用モデルはOpus 4.5です。
実際の結果:180個超のファイルが5フォルダに
紹介例のビフォーアフターはこうです。
Before:デスクトップに180以上のアイテムが散乱 After:5つのフォルダに集約
Screenshots:スクリーンショット19枚
Photos:写真53枚
Videos:動画18本
Documents:メモ・CSV・フォームなど24点
Projects:コードプロジェクトのフォルダ75個
さらにおまけとして、空のジャンクファイル3個と空フォルダ4個を削除し、バックアップフォルダをDocumentsに統合。作業中は進捗が随時表示され、最後に変更内容のサマリーが届きます。
フォローアップで自分仕様にする
① 自分のロジックで仕分け直す。デフォルトの分類が合わなければ、自分の基準を伝えるだけ。「Projectsフォルダを言語別に分けて。Pythonはひとつのフォルダ、JavaScriptは別、残りはmiscに」。クライアント別、日付別、プロジェクトフェーズ別、なんでもOKです。
② なくしたファイルを探す。Coworkは何をどこに動かしたかを覚えています。新しい構造の中で迷子になったら、「あの予算のスプレッドシートどこいった? Q3_budgetとかそんな名前だったはず」と聞けば教えてくれます。
③ 散らからない仕組みを作る。1回の掃除で終わらせず、システム化まで頼めます。「Downloadsフォルダも整えて、新しいファイルをどこに置くべきかのシンプルなルールを教えて。また散らからないように」。
安心して使うための4つのTips
ファイルはPCから出ない。Coworkはローカルで動きます。ファイルを見て動かすことはできますが、どこにもアップロードされません。整理はあなたのマシンの上だけで、自分で手を動かすのと同じように行われます。
不安なら狭い範囲から。デスクトップ全体へのアクセスが心理的に重ければ、「Work in a folder」でDownloadsやDocumentsフォルダだけを指定して試し、様子を見てから広げれば大丈夫です。
残したいもの・捨てていいものを先に言う。Claudeは重要そうなものを削除する前に必ず確認してきますが、「.tmpファイルや重複ダウンロードはいつもゴミ」と分かっているなら先に伝えましょう。ルールが明確なほど、確認の割り込みなしで進みます。
待っている間に別の仕事を。デスクトップ全体の整理はそれなりに時間がかかります。サイドバーから新しいセッションを開いて別の作業をしていれば、確認が必要になったときにサイドバーにグレーのドットが表示されて知らせてくれます。
まとめ
このユースケースの良さは、Coworkの本質——「ファイルを読んで、判断して、実行する」——を、リスクの低い身近な仕事で体感できることです。業務データを渡す前の"お試し第一号"としても最適ですし、フォローアップの「散らからない仕組みづくり」まで進めば、単なる掃除が運用ルールに変わります。デスクトップが目も当てられない状態の方は、週末にでも試してみてください。
INNOOV株式会社について
この記事は、AtlassianやIntercomなどのSaaS導入支援と、AIを活用した業務プロセス改善を行うINNOOV株式会社がお届けしました。「自社でもこんな仕組みを作ってみたい」「ツール導入を相談したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。