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【10分でわかる】Vantaとは?〜企業の信頼を支えるセキュリティ自動化プラットフォーム〜

SOC 2・GDPR等セキュリティ認証対応を自動化する「Vanta」の特徴・導入メリット・機能などを徹底解説。国内正規代理店のINNOOVによるサポート内容や導入までのステップも紹介。セキュリティ認証に悩む企業の“最初の一歩”としてのVanta、その全体像をわかりやすくご紹介。

2週間以上前に更新

セキュリティ認証の取得や監査対応、正直「大変」だと感じていませんか?

クラウド活用が進み、顧客や取引先からのセキュリティ要件も年々高まる中、SOC 2やISO 27001などの認証取得・維持は企業にとって欠かせない“信頼の証”となっています。

しかし、それに伴う証跡収集・監査準備・社内教育などの業務は煩雑で時間もかかり、リソースの確保が課題になることもしばしば。

そこで今、注目されているのが「Vanta(バンタ)」というトラストマネジメントプラットフォーム。

本記事では、Vantaの概要・導入メリット・具体的な機能や導入ステップから、INNOOVによる支援内容、よくある質問まで、初めての方にもわかりやすくご紹介します。
「コンプライアンス業務を“仕組み化”したい」「認証取得をスムーズに進めたい」──そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。

目次

Vantaとは?

Vanta(バンタ)は、企業のセキュリティ認証取得・維持を自動化し、継続的な信頼構築を支援するクラウドベースのトラストマネジメントプラットフォームです。

SOC 2、ISO 27001、GDPR、HIPAAなど主要なコンプライアンスフレームワークに対応しており、監査準備・セキュリティ運用・証跡管理を一元化します。
また、AWS、GitHub、Oktaなどのクラウド/SaaSツールともシームレスに連携・接続し、セキュリティ状態をリアルタイムでモニタリングすることが可能になります。

よってVantaの導入により、IT・情報システム部門の負荷を大幅に軽減しながら、継続的に安全性・信頼性の高い組織運営を実現することができます。

参考:Vantaとは?もご確認ください。

なぜ今、コンプライアンス自動化なのか?

手動対応でのセキュリティ認証取得は、

  • 膨大な証跡作業

  • 属人化による引き継ぎ困難

  • 年次監査ごとの混乱

  • 外部リソースの管理・教育
    などの問題を抱えています。

Vantaを使えば、「取得→維持→次回監査」までのすべてを平準化でき、
情報セキュリティ体制の"運用定着"が実現します。

なぜVantaが注目されているのか?

2018年にアメリカ・サンフランシスコで創業されたVantaは、「スタートアップがセキュリティで失注するのをなくしたい」という課題意識から誕生しました。
以来、SlackやGitHub、OktaなどのSaaS・クラウドとシームレスに連携し、セキュリティ業務の標準化と自動化を実現。今ではグローバルで7,000社以上に選ばれています。

Vantaでできること

Vantaは、セキュリティとコンプライアンスに関するさまざまな業務を自動化・一元管理し、企業の信頼性向上と運用効率化を支援します。以下は主な機能カテゴリとその具体的な内容です:

機能カテゴリ

内容の一例

コンプライアンス対応

ToDo管理、証跡自動収集、設定チェック

証跡自動収集、設定チェック、フレームワーク別タスク管理

対応フレームワーク:SOC 2、ISO 27001等

リアルタイム監視

AWS・GitHubなどとのセキュリティ連携

社内教育支援

トレーニング配信、ポリシー同意管理

監査支援

監査法人との情報共有、レポート出力

SaaS管理

禁止SaaSの検出・使用制限管理、購買プロセスへの自動フロー統

機能のハイライト

  • セキュリティ認証対応の自動化
     SOC 2やISO 27001などの取得・維持に必要な証跡やドキュメントを自動で収集。

  • リアルタイム監視とアラート通知
     AWSやGCP、GitHubなどと連携して設定ミスやリスクをすぐに検知。

  • エビデンス管理と監査準備の効率化
     必要な証跡はVantaがダッシュボード上に蓄積し、監査法人とのやりとりもスムーズに。

より詳しい機能についてはVanta記事一覧から各種機能をご確認ください。

また、VantaのGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)について詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください。

INNOOVができること

INNOOVは、日本国内でいち早くVanta導入支援を開始した公式パートナーです。
技術導入だけでなく、導入設計・ツール連携・監査法人紹介までをトータルで支援します。

特に初期導入時には、監査法人との連携があるかないかでスムーズさが大きく変わるため、INNOOVではご希望に応じて、監査法人のご紹介も可能です。

※詳しくはこちらもご確認ください。

Vanta導入までの6ステップ

フェーズ

内容

目安時間

準備

INNOOVとの初回ミーティングで認証フレームワークを決定

→自社に最適なコンプライアンスフレームワーク(SOC 2、ISO 27001、GDPRなど)を選定

→企業の事業内容や対象国・規制要件をふまえ、構成や優先順位も整理

2か月

ツール連携

Vantaとクラウド・SaaSツール(AWS、GitHub、Okta等)を連携接続

→セキュリティに関わるログ・設定情報の自動連携を開始
→ID管理やMFA・パスワードポリシーなどのチェック対象も設定

モニタリング開始

設定されたルールに基づきリアルタイム監視を開始、設定状態を常に見える化

→認証フレームワークごとに定められたルールに従って、Vantaがシステム設定状況を自動で監視

1か月

監査準備・ギャップ対応

ToDoやアラートに対応し、準備状況をVanta上でチェック、不足点を洗い出し対応

→ToDoリストや自動アラートに対応し、証跡の自動収集やドキュメント整理を開始

→不足点・逸脱項目はダッシュボード上で確認でき、対策もガイド付きで進行可能

監査実施

INNOOVサポートのもと、監査法人との連携で認証取得

→INNOOVがサポートに入り、必要に応じて監査法人をご紹介も可能

→Vantaの監査人共有機能を使って、認証取得に向けた監査プロセスが効率的に進行

ここまでで約3か月ほど

継続運用

認証取得後も監視・改善を継続し、年次監査にも対応

→認証取得後も自動モニタリングを継続

→ToDoの更新・年次監査対応なのでセキュリティ体制を常に最新・安定した状態にすることが可能に

Vanta導入の主なメリット

  • セキュリティ認証対応を効率化(証拠収集やToDo管理が自動化)

  • リスク可視化とアラート通知で“いつも”の状態を安全に維持

  • 監査コストと負担の削減(関係部門の作業を70%削減した事例も)

  • 営業・VC対応がスムーズに(認証取得で信頼が得られやすい)

  • セキュリティ教育や社内運用もサポート(トレーニング機能も搭載)

各機能の詳細はこちらから

よくある質問(FAQ)

下記はこれまでINNOOVに問い合わせできたよくある質問になります:

質問

回答

監査法人がなくても導入できますか?

可能ではありますが、特に初期導入フェーズでは監査法人との連携がないと、要件の解釈や進行が難航しやすく、導入全体が非効率になる可能性があります。

INNOOVでは、適切な監査法人のご紹介も可能なため、スムーズな進行のためにもご相談をおすすめしています。

Vantaの費用は?

導入規模や必要なフレームワーク(最小フレームワーク人数は1-20人/会社規模によって変動)により異なります。ご相談ください。

サポートは日本語ですか?

はい、INNOOVが日本語で対応します。

途中からフレームワーク変更できますか?

はい、要件に応じて柔軟に対応可能です。

(最小フレームワークは1-20人/会社規模)

フレームワークの追加も可能です。(有料)

こんな企業におすすめ

Vantaは、業種や企業規模を問わず、セキュリティ体制の強化や認証取得を目指す多くの企業に適しています。
以下のようなニーズを持つ企業には、特に大きな導入メリットがあります。

タイプ

特徴・効果

スタートアップ

信頼性の担保と市場参入スピードを両立したい企業

→信頼性向上、市場参入加速、VC対応が可能に

SaaS提供企業

顧客からのセキュリティ要件に迅速対応したい

→マルチテナント環境でのセキュリティ可視化が可能に

医療・金融

高度な法規制準拠が求められる業界

→厳格な法規制への準拠と内部統制強化が可能に

上場準備中企業

内部統制を強化し、監査に備えたい

→年次監査効率化し、よりセキュリティ文化が浸透

ご相談・導入支援のお問い合わせ

Vantaの導入支援についてご相談されたい方は、INNOOVまでお気軽にお問い合わせください。
監査法人のご紹介や、各種SaaSツールとの連携設計など、ワンストップでご支援します。

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