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【機能紹介】Intercom- チームパフォーマンスチーム・レポート機能(Teammate performance report)

Teammate performance レポートは、担当者ごとの対応状況や顧客体験を可視化し、応答速度・効率・品質を把握できるチーム改善に役立つ機能です。 業務負荷の偏りや改善点を発見し、リソース配分等に活用することで、顧客満足度とチーム成果の向上を実現します。

今週アップデートされました

概要

Teammate performance レポートは、サポートチームのメンバーごとの対応状況を可視化するための機能です。会話の割り当て、返信スピード、生産性、顧客満足度など、担当者ごとの詳細なパフォーマンスを比較・分析できます。これにより、リソース配分の最適化や教育方針の検討、チーム全体の改善につなげることが可能です。

確認できること

  1. 会話数と対応状況
    割り当てられた会話数、返信数、クローズ件数、ノートやメンションの活用度

  2. 応答スピードと処理時間
    初回応答時間、継続応答速度、担当保持時間、解決までの時間

  3. パフォーマンス効率
    アクティブ時間あたりの割り当て件数・返信件数・解決件数

  4. 品質と顧客体験
    顧客満足度スコア(CSAT)、SLA遵守率

👉 各指標の詳細内容については、このページの下部で個別に紹介しています。

使用用途

  • 負荷の偏りを発見し、リソース配分を最適化

  • 応答スピードや解決率を改善して、顧客体験を向上

  • CSATやSLAを基準にサービス品質を安定化

  • パフォーマンスレビューや教育・育成の定量的根拠に活用

メリット

  • メンバーごとの成果や改善点が一目で分かる

  • 定量的なデータを用いたマネジメントが可能

  • チーム全体の効率と顧客体験を継続的に改善できる

指標ごとの詳細

1. 会話数と対応状況

  • 担当者ごとの会話割り当て数、返信数、クローズ数

  • ノート作成数やメンション数(チーム内協力度の指標)

指標名

内容(何が分かるか)

Conversations assigned

(割り当てられた会話数)

期間内に各担当者に割り当てられた会話の総数。

負荷分散の確認が可能。

Conversations replied to

(返信された会話数)

担当者が実際に返信した会話数。

未対応案件の有無を把握可能。

Replies sent

(送信された返信数)

送信された返信の総数。単一会話への複数返信を含め、担当者の実際の応答量を可視化。

Closed conversations by teammates

(クローズした会話数)

担当者が最後まで対応して解決に至った会話数。成果の直接的な指標。

Notes created by teammates

(ノート作成数)

会話中にメンバーが内部用に作成したノートの数。情報共有や引き継ぎの活用度を可視化。

Mentions

(メンション数)

会話中で他のメンバーを @メンション した回数。チーム内での協力やサポート依頼の度合いを示す。

2. 応答スピードと処理時間

  • 初回返信までの時間、継続的な返信速度

  • 解決までにかかった時間、担当者の作業保持時間

指標名

内容(何が分かるか)

Median First response time

(初回応答時間の中央値)

顧客から会話が開始されてから初回返信までの時間。初動対応の速さを測定。

Median teammate assignment to first response

(割当から初回返信までの中央値)

会話が担当者にアサインされてから初回返信までの時間。顧客体験改善に直結する指標。

Median teammate assignment to subsequent response

(割当から2回目以降の返信までの中央値)

初回以降の応答速度。継続的な対応品質を確認可能。

Median teammate handling time

(担当処理時間の中央値)

担当者が会話を保持していた時間の中央値。作業効率を示す。

Median teammate assignment to close

(割当からクローズまでの中央値)

会話が担当者にアサインされてから解決されるまでの時間。問題解決までの一連の流れを把握。

3. パフォーマンス効率

  • アクティブ時間あたりの割り当て数・返信数・クローズ数

  • 時間ベースで業務効率を可視化

指標名

内容(何が分かるか)

Conversations assigned per active hour

(アクティブ時間あたりの割り当て数)

実働時間ごとにどれだけ会話が割り当てられたかを算出。負荷量を時間ベースで確認できる。

Conversations replied to per active hour

(アクティブ時間あたりの返信数)

実働時間に対してどれだけ返信したか。処理のスピードや対応量の比較に有効。

Conversations closed per active hour

(アクティブ時間あたりのクローズ数)

実働時間に対して解決に至った件数。担当者の効率を表す実務的な指標。

4. 品質・顧客体験

  • 顧客満足度スコア(CSAT)

  • SLA遵守率(初回応答や解決時間の遵守状況)

指標名

内容(何が分かるか)

Teammate CSAT score

(顧客満足度スコア)

解決後の顧客アンケートに基づくスコア。定性的な顧客体験を数値化。

Conversation and ticket SLA miss rate

(SLA違反率)

設定したSLA(初回応答時間・解決時間など)を守れなかった割合。サービス品質の安定性を示す。

補足

👉 詳しいスクショ付きの翻訳記事はこちらでご覧いただけます:
【機能紹介】Intercom-レポート機能:Teammate performance 詳細紹介

まとめ

Teammate performance レポートは、

  • 会話数・対応状況(業務量・チーム内の協力度)

  • 応答スピード・処理時間(初回対応や解決までの速さ)

  • パフォーマンス効率(アクティブ時間あたりの生産性)

  • 品質・体験(顧客満足度・SLA遵守率)

という4つの観点から、チームとメンバーの働き方を総合的に可視化します。

これにより、

  • 負荷の偏りを発見してリソース配分を最適化

  • 応答スピードや解決率を改善して顧客体験を向上

  • CSATやSLAを指標にサービス品質を安定化

  • パフォーマンスレビューや育成に客観的データを活用

といった取り組みが可能になります。

👉 Teammate performance レポートは、サポートチームの改善活動を支える「数値とインサイトの両輪」となる重要な機能です。

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