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WBSで管理したいPJリーダーと、タスクで動く現場。そのギャップをJiraで埋める方法

プロジェクトリーダーがWBSで全体把握したいのは自然ですが、実際の現場はタスク単位で動いています。Jiraは現場のタスクをWBSとして可視化できるため、まず現場の管理方法を尊重しつつ、後からWBSへマッピングする方が負担が少なく管理効率も上がります。

2週間以上前に更新

プロジェクトリーダーが「WBSで全体像を見たい」というのはよくあるニーズです。ただ、実際の現場はWBS構造ではなく、「タスク(ワークアイテム)」を中心に作業が進んでいます。

このギャップをそのままにしてWBS入力を強制すると、現場の手間が増え、管理が目的化してしまいがちです。

■ Jira標準でも“構造”は可視化できる

Jiraには標準で Timeline(タイムライン) というスケジュール可視化機能があります。
Timelineでは、

  • エピック(上位のまとまり)

  • その配下のタスク(ワークアイテム)

という構造で、スケジュールをガントチャート風に確認できます。

つまり、現場がエピックとタスクを適切に登録していれば、最低限のWBS的な全体把握は標準機能で可能です。

■ さらに“WBS形式”で見たい場合はアドオン

とはいえ、プロジェクトによっては階層化や依存関係をもっと細かく管理したいケースもあります。
その場合は、Jiraアドオンを使うことで、現場のタスクをそのまま WBSとして表現 できます。

現場はこれまで通りタスクを登録・更新するだけ。
WBSはツール側が自動生成するので、現場負荷は増えません。

■ 管理効率を上げるポイント

  1. まず、現場のタスク管理の粒度や流れを理解する

  2. その構造をベースにWBS階層を設計する

  3. Timelineでエピック⇆タスクの流れを把握する

  4. 必要ならアドオンでWBSを強化する

この流れで進めると、

  • 現場:普段どおりのタスク中心運用のまま

  • リーダー:WBSで全体を俯瞰できる

という、どちらも無理のない管理が実現します。

関連リンク

Jira Software Cloud – Timeline(公式)

WBSアドオン

Structure – Project Management at Scale(Tempo)
https://marketplace.atlassian.com/apps/34717/structure-project-management-at-scale

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