タブを行き来する比較検討はもう終わり:Claude in Chromeで作るサイト横断の製品比較表
ノートPCを4機種で迷っていて、ブラウザには4つのタブ。あるサイトは「RAM」、別のサイトは「メモリ」、3つ目は折りたたみセクションの奥に隠している——タブを行き来しながら「バッテリーが長いのはどれだったっけ」と記憶を頼りに比べる、あの消耗する作業。Claude公式のユースケース集に、Claude in Chromeが開いているタブの製品ページを読み、スペックを正規化して比較表に落とす方法が載っていたので、整理します。使用モデルはHaiku 4.5——軽量モデルで回る日常タスクです。
何ができるのか
Claude in Chromeは、開いている各製品ページを読み、スペックを抽出し、サイトごとに違うラベルを揃え(正規化)、Googleドキュメント/スプレッドシートに比較表を作ります。あなたはタブの切り替えをやめて、意思決定に集中できます。ノートPCに限らず、テレビでも掃除機でも、比較したいものなら何でも同じ型が使えます。
実際のプロンプト例
いくつかのノートPCで迷っていて、製品ページを別々のタブで開いています。それぞれを見て、スペックを抜き出して、横並びで比較できるようGoogleドキュメントにまとめてくれる?
重視するのは:プロセッサ、RAM、ストレージ、画面サイズ、バッテリー駆動時間、重さ。各カテゴリでどれが勝っているかも教えて。
準備は、比較したい製品ページをタブで開いておく(またはClaudeに製品名を伝える)ことと、比較表の作成先になるGoogleドキュメントへのログインだけ。タブ間の移動はClaudeが自分で行います。コツとして、重視するスペックを最初に伝えておかないと、見つけたものを全部引いてきて表が無駄に横長になります。
返ってくるアウトプット:カテゴリ別の勝者と「行間」の注記
紹介例では、Dell XPS 15($1,499)、MacBook Pro 14"($1,999)、ThinkPad X1 Carbon($1,649)、HP Spectre x360($1,399)の4機種を比較。カテゴリごとに勝者を明示した表が返ってきます——価格はHP、プロセッサとRAMとバッテリー(17時間)はMacBook、ストレージ(1TB)はHP、画面(15.6" OLED)はDell、軽さ(2.48lbs)はThinkPad、という具合です。しかもGoogle Sheets側には各行の勝者を条件付き書式でハイライトした状態で作成されます。
このユースケースの真価は、表の後ろに付く「Quick Notes」にあります。
Lenovoは「最大15時間」、HPは「混合利用で12時間」と表記が違ったので、比較可能な推定値に正規化した
Dellのページは「RAM」ではなく「Memory」表記。HPは「Tech Specs」のアコーディオンの奥に埋めていた
Intel機はRAMがユーザー交換可能、MacBookの18GBははんだ付けで固定
ThinkPadのキーボードは定評があり、タイピングが多いならスペック表の外で検討する価値あり
そして結論——「MacBookが最多カテゴリで勝つが、他より$350〜600高い。携帯性優先ならThinkPad、価格を問わず性能とバッテリーならMacBook」。最後に「メーカー公称のバッテリーは楽観的なことが多いので、レビューの実測値も引いてこようか?」という気の利いた提案まで付きます。
フォローアップの3つの使い方
① 候補を後から追加:「もう1機種見つけた。ドキュメントに追加して比較を更新して」——ゼロからやり直さず、既存の表に足してくれます。
② 最有力候補のレビューを確認:「スペックはMacBookが良さそうだけど、実際の評判は? レビューを見て、知っておくべき共通の不満があれば教えて」。
③ 最安値を探す:「MacBook Proに決めた。いくつかのサイトを見て、今どこが一番安いか調べて」——スペック比較から購入判断まで、同じ会話で完結します。
うまく使うためのコツ
タブをClaudeのタブグループにドラッグする。関連ページのタブが開いているなら、Claudeの専用タブグループにドラッグして入れましょう。Claudeがアクティブなタブ群はバナーで示され、グループ内の全タブを同時に読み書きできるので、タブ切り替えの待ちすら発生しません。新しいサイトを訪れる前には許可を求めてきますが、信頼するサイトにはサイト単位の権限を与えて、繰り返しの承認を省けます。
比較テンプレートをショートカット化する。定期的に製品リサーチをするなら、過去のプロンプトの下のショートカットアイコンから保存。次回は / を打ってショートカットを選ぶだけで、同じ手順の比較が走ります。
まとめ
このユースケースの本質は、比較検討の3つの面倒——収集(タブ行き来)、正規化(RAM/メモリ表記ゆれ、「最大」と「混合利用」の単位揃え)、構造化(勝者付きの表)——をまとめて肩代わりしてくれることです。特に「正規化」はスペック比較で一番ミスが出やすい部分で、注記として判断根拠を残してくれるのが信頼につながります。個人の買い物はもちろん、SaaS選定の機能比較、競合製品の料金プラン比較のような業務にも、そのまま同じプロンプトの型が効きます。次に何かを比較するときは、タブを並べて「各カテゴリの勝者を教えて」から始めてみてください。
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