はじめに:こんな課題ありませんか?
課題 | 背景・影響 |
特定チームの進捗や成果が見えない | ドキュメントや議事録が残っていない/Slackのみに依存 |
プロジェクトがどこで滞っているのか掴みにくい | 情報の発信頻度や更新がまばら |
チーム間の連携状態が不透明 | コラボレーションの実態が見えない |
属人化・ナレッジの未蓄積 | 重要な議論がSlackで流れて終わっている |
解決のカギ:活動データの可視化が重要です。
データが見えるようになること
例えば
部門・プロジェクト別の活動「量」と「質」
ドキュメント作成数、更新頻度、コメントのやり取り(Confluence、Jira、Slack)
Slack偏重の部門、記録が残らないプロジェクトの検出
コミュニケーションの偏り(部門内ばかり・部門間に少ない 等)
こんな観点で見える化
Atlassian 分析ツールで以下のような数値が見ることができます。
Atlassian Analytics
指標 | 意味 |
ドキュメント更新頻度 | アウトプットの継続性・透明性 |
コメント/メンション数 | 協働やフィードバックの頻度 |
Slackだけで完結 | 記録や再利用が難しい状態の兆候 |
部門間のやり取り数 | サイロ化 or 横断的連携の有無 |
Atlassian Analyticsとは?
Atlassian Analytics は、Jira Software や Jira Service Management、Confluence など Atlassian Cloud 製品のデータを統合・可視化できる分析プラットフォームです。
蓄積されたデータは Atlassian Data Lake に保存され、SQL もしくはノーコードのインターフェースを使って柔軟に抽出・分析できます。
主な特徴
Jira・Confluence など複数製品のデータを 横断的に分析
複数データソースの結合や、カスタム指標の作成にも対応
視覚的にわかりやすい ダッシュボードの作成が簡単
Snowflake や Google BigQuery などの外部データ連携も可能
活用の例
チームの作業量や進捗状況の可視化
サポート対応状況や SLA 遵守率の把握
開発チームのパフォーマンス指標(例:タスク完了速度、レビュー待ち時間)の分析
Atlassian Analyticsを活用することで組織の「コミュニケーション傾向」もデータで見える
Slack中心の部門 → ドキュメントが少なく、知識が属人化しやすい
ちなみに、弊社はGitlab社のslackを90日でデータ削除する運用からヒントを得て、2週間でデータを消す運用を2年前にスタートしました。そのため全てのデータはAtlassian製品の中に保存されるようになりました。
記録中心の部門 → SSOT(Single Source of Truth)に近づいている可能性大
チャット製品は通知等に使い、議事録や設計書等のコメントも含めてドキュメント化を行います。
ハイブリッド型(Slack+Confluence)
バランスが良く再利用性高い
チャットは通知用
話のきっかけとしてチャットを利用
データはAtlassian製品等のプラットフォーム側に必ず記録する
→ このギャップを 「組織文化の違い」ではなく、「改善余地」 として捉えるのが重要
社内のコミュニケーション標準をいくつかのパターンで設定する
目指すべき姿:SSOT(Single Source of Truth)
なぜSSOTが必要か?
情報がバラバラなままでは、意思決定が遅れ、属人性が強まる
評価・育成・戦略立案に「信頼できるデータ」が不可欠
プロジェクトの透明性と持続性が高まる
分析結果をどう活かす?
Slack中心部門には、ナレッジ蓄積のフローを再設計
ドキュメント文化のない部門には、オンボーディングから習慣化支援
「Slackだけ」から「Confluenceに記載し、Slackへ通知」へ
各部門でどう分析結果を役立てるか?
人事・タレントマネジメント
活動量・情報発信量 → 組織貢献の定量的評価の一指標に
オンボーディング効果・立ち上がりスピードの可視化
Slack偏重の人材にはドキュメント文化浸透をサポート
プロジェクトマネジメント
ドキュメント/コメント/会話量から「滞りポイント」を特定
チーム間の連携状況を可視化し、コミュニケーション改善施策へ
経営企画・経営層
部門別の働き方・透明性を俯瞰で把握
属人化やボトルネックのリスクを事前に検知
SSOT構築の進捗を見える化し、組織力強化へ
まとめ:Atlassian × SSOT×活動の可視化(Analytics)
Slack等のチャットの「速さ」とAtlassianの「記録や残す力」をつなぐ
見えないコミュニケーションを見えるようにする
最終的に、誰もが信頼できる「共通の情報源(SSOT)」をつくることがゴール