AIサービスの開発では、既存の「AIのエンジニア」とは異なる「AIワークフロー設計人材」や「ヒューマン/AIオペレーション設計人材」といった新職種も登場しており、給与水準は上昇傾向となっている。これらの新職種は、組織や現場でAIを運用・活用するうえで必要となるプロセスや仕組みをデザインし、関係者をつなぎながら実際に機能させる役割を担う。
AIワークフロー設計人材
ワークフロー全体の最適化（AI導入におけるアーキテクト）
AI導入のプロセス―データ収集やモデル構築、運用・評価、改善サイクル―を一貫して設計する。ビジネスと技術の橋渡し
ビジネス側の要件や課題を技術に反映し、現場に適合するソリューションとして落とし込む。部署間・ステークホルダーとの連携
必要なリソース調達やスケジュール管理などを通じ、組織全体を巻き込んだAI活用を推進する。
ヒューマン/AIオペレーション設計人材
AIと人間の共存設計（最も重要な設計となっていくと思われます。）
どこまでを自動化し、どの部分を人間の判断に委ねるか、作業フローを考案する。既存のプラットフォーム動きも熟知した上でのヒアリングやアドバイスが必要になります。
フィードバックループの確立
誤りや偏りを人間が検知し、再学習や調整がスムーズに行われるよう仕組みを整える。リスク管理と責任分担
エスカレーションの手順や品質保証、万が一の不具合対応など、人間が介入するポイントを明確化する。
これらの新職種は、従来の「AIエンジニア」や「データサイエンティスト」では十分にカバーしきれなかった運用設計や組織調整、人的要素の最適化にフォーカスする。AIの性能だけでなく、それが実務にどう浸透し、継続的に成果を生み出すかを見届けるポジションであるため、需要が高まり、結果として給与水準も上昇傾向となっていくと思われます。
INNOOV（イノーブ）はAI運用を支援します。
弊社INNOOVとしては、今までの自動化やユーザの情報入力などのコーディーネーションの経験から、Atlassian プラットフォーム上でのAIワークフロー設計やヒューマン/AIオペレーション設計について対応が可能です。結局はユーザが快適にどう使うかということを関係者と話をしながら構築していく必要があると思うので、AIの開発においてはよりユーザとのコミュニケーションが重要になると考えています。
