日本のソフトウェアが初期から欧米市場に参入できない/しづらい理由の一つに、SOC 2やISO27001、GDPRなど、欧米で求められる信頼性・セキュリティ・コンプライアンス要件に初期から対応していないことがあります。
この「あとから対応」は大きな負担になります。
開発・運用アーキテクチャの再設計
開発時のソースの保存先/国
AI等のツールの安全性 *特定国のツール
監査証跡、ログ、障害対応、アクセス制御の仕組み構築 または、SaaS向けのインフラを利用
全て手作りだとリファクタリングで工数が消えてしまう。
初期からのSOC 2必須要件への対応
単純な身近なノウハウでの開発体制はリスク
ドキュメント重視の文化と社内体制づくり
チャットに埋もれる情報のやりとりはドキュメント品質の低下につながる
後からの対応はコスト・スピード・品質のすべてに影響するため、最初から以下を意識した設計が不可欠です。
グローバル基準を前提としたプロダクト設計と運用
SOC 2/ISO27001対応を見据えたプロセス導入
VantaやDrataなどを活用したコンプライアンス自動化
英語でのポリシー整備と社内教育体制の構築
今やSOC 2を前提にプロセスや開発環境の設計がされているかどうかが、日本発SaaSがグローバルで戦えるかどうかにかかります。