海外の事例
1. 米国大手エネルギー企業の内部セキュリティ監査プロセス可視化事例
米国の大手エネルギー企業は、従来メールやSharePointで管理していた内部セキュリティ監査プロセスを、6週間でJiraプロジェクトへ移行しました。
2. Revyz社によるSOC 2/NIS2/DORA対応の横断的コンプライアンス管理
Revyz社は、SOC 2、EU指令NIS 2、EU規則DORAそれぞれの要件をJira+Confluenceで一元管理し、監査の効率化を実現しました[?]。
Confluence:
ポリシー・手順書やテスト結果、インシデント対応計画をスペースで体系的に保管
Jira:
各フレームワークのコントロールを「Security Control」「Operational Control」などの課題タイプで管理
カスタムフィールドにコントロール所有者、リスク評価、テスト頻度を登録
ワークフローで「Draft→Approved→Tested→Completed」を定義し、自動リマインダーを設定
効果:
監査準備時間短縮、経営層へのリアルタイムレポート提供、複数フレームワーク横断のEvidence収集を効率化
3. フィンテック企業OneCompanyPayのDORAコンプライアンス監査サポート事例
欧州フィンテック企業OneCompanyPayは、DORA監査準備においてBlunt Gap Analysis手法を採用し、Jiraでギャップ対応をスプリント管理しました2。
ギャップ分析手順:
既存文書(ポリシー、テスト報告等)を一元化
DORAの5つの柱に対し、証跡をマトリクス化
準拠度を0–3でスコア化し、ヒートマップを生成
赤色領域の改善項目をJira上で2週間スプリント化し、定期再スコアリング
成果:
ICTサードパーティ管理の適合率が43%→88%に6週間で向上
経営層へのROI提示と迅速なボード承認を実現2
以上の事例から、JiraとConfluenceは内部監査やコンプライアンス監査において、ログ・証跡管理からプロセス可視化、証拠収集・レポート作成まで一気通貫で支援可能であることが示されます。分析レポートやヒートマップ、ダッシュボードを組み合わせることで、経営層への説明責任を果たしつつ、継続的改善を推進できます。