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便利にしたいことや不便に気づくことと、問題解決する人を分ける
便利にしたいことや不便に気づくことと、問題解決する人を分ける

息子がiPadで勉強中に画面分割表示の要望があり、調べて家族で使い方を学びました。不便や改善点を可視化し、家庭や企業で情報を共有・蓄積する仕組みが重要です。企業でも、気づきを効率化へ繋げる運用が必要です。便利にしたいという意識を集め、改善のための基盤を作ることが鍵となります。

Yoshiya Takabayashi avatar
対応者:Yoshiya Takabayashi
5か月以上前に更新

身近な不便さを解消する

息子の受験本番まであと2か月となりました。彼は塾でも家でもiPadを使って動画やテキストで勉強しています。紙のテキストも使っていますが、約7割はiPadでの学習です。

我が家には10インチと12.9インチの2台のiPadがあります。息子は12.9インチのiPadで勉強していますが、その中で画面の分割表示をしたいと要望がありました。私もiPadを使いますが、画面の分割表示は経験がありませんでした。

iPadOS 17以降では画面分割が可能になり、2つのアプリを同時に表示できます。Safariでも2画面表示が可能です。この画面分割機能を使うと、例えばミーティングをしながら資料を確認したり、雑誌を読みながらApple Musicを聴いたり、小さな画面でYouTubeを見ながら他の作業を楽しめます。今回の動画では、4つのマルチタスクの基本的な使い方と、画面分割に関するショートカットを作成し、ホーム画面に設定する方法を紹介します。紹介するSplit ViewやSlide Overの機能は、iPadOS 17以上で利用可能です。

iPad 画面分割の基本の使い方完全ガイド|スプリットビュー・スライドオーバー・センターウィンドウ・ピクチャインピクチャ

現在ではツールの使い方が動画で多く説明されており、解決までの時間は以前より短くなったと感じます。息子も自分で探すことはできたでしょうが、まずは「どうしたいのか」を教えてくれたため、解決することができました。

結局、解決方法がわかったので、息子と娘と一緒に動画を見て、2人とも画面分割の方法を理解できました。調べた内容は、なるべく複数人で確認した方が質問が出やすく、理解度が上がると思います。


仕事で不便なことは溜めて一気に解決も

家庭でのiPadの使い方のケースはその場で解決できるものですが、企業では手元の改善よりも大きくプラットフォームから考えることが必要です。

仕事で日々の業務やプロセスで使いにくかったり手間がかかるものが多々あるでしょう。こうした使い勝手の問題については、担当者だけでは解決が難しいことが多いです。実際、私もメーカー勤務時代に不便なことがあっても、自己解決できる部分はごくわずかでした。

ここで重要なのは、子供でも担当者でも、「便利にしたいこと」や「不便だと思っていること」を可視化することです。その場で解決できなくても、不便な点や改善したいことを蓄積することで、個別に解決するのではなく、複数の課題を一気に解決することも可能になります。

しかし、この「気づき」を集める作業は、家庭でも企業でも意外と行われていません。家庭では誰かが気づいて対処することが多いですが、企業では役割を持って情報を集めやすい方法を構築する必要があります。改善したいことをカテゴリやグループ化すると、大まかな改善ポイントが見えてきます。

私は約7年前に今のビジネスを始める前、この改善のネタをどう集めるかを考えていました。現在では、AtlassianのJira Product Discoveryやその周辺ツール(Slack等)を使って、その「気づき」を集めることができるようになりました。

手元で解決することも重要ですが、企業は長いプロセス(バリューストリーム)で形成されているため、断片的なエンドユーザコンピューティングでの対応では、企業全体がマイクロサイロ化してしまいます。

人々から出てくる感覚をうまく受け止め、プラットフォームのアーキテクトを担う担当チームが、会社のステージを上げる変革を進めていく必要があります。別のブログでも書いていますが、IT担当者の振る舞いは企業に大きな影響を与えるため、各担当者は冷静な対応が求められます。

まずは「気づき」を集めることが必要ですが、その「気づき」を発信できる雰囲気と、それを受け止めることができる仕組みの両方が必要です。また、集めた情報をしっかりと形にする過程を可視化することで、せっかく出した意見がどうなっていくのかを知ることができます。仕組みとしては、Jira Product Discoveryで実現可能です。

仕組みは整えられますが、「気づき」を上げてよい雰囲気と運用は、人の手で作っていく必要があります。「便利にしたい」「不便だ」という一見異なる表現ですが、根底には「効率化したい」という共通の思いがあります。これを理解し、情報を集める努力が必要だと思います。

Jira Product Discovery

Jira Product Discovery は、Jiraシリーズの一つで、特にプロダクトマネージャーやチームが製品アイデアを計画し、優先順位をつけ、管理するためのツールです。このツールは、アイデアを具体化して製品開発プロセスに繋げることを目的としています。社内の各部署の業務改善にも活用できます。

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