INNOOV株式会社のワークショップ概要
弊社では、マインクラフト(Minecraft)をはじめとする各種研修/ワークショップのファシリテーションを提供しております。
また、LEGO Serious Playを活用したワークショップもクライアント向けに実施しております。
オンライン・オフラインを問わず、ポストイットを使ったワークショップのファシリテーション経験も豊富にあります。もともとアジャイル開発の要件定義でポストイットを活用していた経験を基に、さまざまなワークショップ手法を拡張し、柔軟に対応しております。
マインクラフトワークショップの実施方法
マインクラフトを活用したワークショップは、完全オンラインまたはPCを持ち寄ったオンサイト開催のいずれも可能です。
新入社員教育等で行う場合は、マインクラフトが未経験の方がかなりいると思われますので、経験の長い方が早めにサポートを開始することでワークショップ当日に影響がないように準備することが必要です。
一方で、仕事以外のことで教えることを通じて参加者間のコミュニケーションが発生するため単発のワークショップというより数週間前からコミュニケーションを行うことで徐々にチームワークを情勢していくことが可能となります。
マインクラフトとAIを絡めたワークショップ/学習活動のアイデアとしては以下のものがあります。
トレーニング型のワークショップというよりは、チーム内で課題を設定しその課題に向かって情報収集と実装を行うというワークショップになります。
フェーズ | 目的 | 手法・ツール | 参加者の主な学び |
① コマンド・ビルド基礎編 |
| PC 版マイクラ、ChatGPT、ワールドエディット系コマンドシート | プロンプトで欲しいコマンドを引き出す力/座標変換・対称配置などの空間認識 |
② 対話型 MOD 編 | チャットだけで建築 が進む体験を作る | OpenAI 連携 MOD(例:PromptCraft・MCGPT など)を導入し、ゲーム内チャットで「高さ20 mの灯台をここに」など自然言語指示 | プロンプトエンジニアリング/MOD の導入と権限管理/エラー時のデバッグ |
③ 自律エージェント編 | AI ビルダーを実装して自動建造 | Mineflayer+OpenAI API で座標・資材・プランを AI が判断しタスク分割 → 完成物を評価 | 行動計画(プランニング)と RL 的フィードバック/API 連携/チームレビュー |
参加に必要なもの
単純にマインクラフトを使ってコマンドをChatGPT等から得られたものを使って構造物を作る場合を想定 構造物の目標設定等は各チームで行う
各自のマインクラフトライセンス(Standard Edition: 3,960円)
事前に購入し、基本操作に慣れておくことを推奨します。
ライセンスを所有している場合はライセンスは不要
30日間のトライアルライセンスを活用する方法もあります。
Mincraft educationを使わない理由
Mincraft educationはマイクロソフトアカウント(組織のアカウント)が必須で組織のポリシーによってはMicrosoft authenticatorでパスワードでの認証を必要とします。このログインがマイクロソフトアカウントを持っている組織や個人では日常使っているため問題無いのですが、日ごろマイクロソフトアカウントを利用していない方にとってはこのログインのトラブルでログインできないケースが多発します。そのため市販のマインクラフトライセンスを利用することにしております。
Realms(レルムズ) を活用した共有サーバ
Realms(基本プラン):契約者含め3名(2名の招待者)
Realms Plus(上位プラン):契約者含め11名(10名の招待者)
大規模にサーバを立てることも可能ですが、安定性を考慮しRealmsの利用を推奨します。
ChatGPTまたはGemini等の生成AI
生成AIを使いマインクラフトのコマンドでブロックを積んでみます。
ChatGPT等は無償版で問題ありません。
チーム編成
最大1チーム(8人)×6チーム
1チーム(5人)×6チーム(5人程度が最も会話が活発になるため、こちらも推奨)
ワークショップの流れ(一例)
①コマンド・ビルド基礎編をアレンジする方法
事前ミーティング
テーマ設定
会場設定
リーダ選定 各チームのリーダを選定して頂きます。
開催1週間前までに準備すること
マインクラフトのサーバ登録(Realms Plus: 月額930円)
事前説明(選出リーダーまたは関係者全員へオンラインで実施)
当日のスケジュール(例)
0.5時間:イントロダクション・ワークショップの説明
4.5時間:各チームでテーマに沿った制作と実行
内1時間の休憩
1.0時間:成果発表・振り返り
振り返り方法:
Miro(オンライン付箋アプリ、最大300名参加可能)
実際のポストイットを活用
昼食を取りながらの進行も可能
休憩時間を挟むことで、他チームの取り組みを知る機会を設ける
ワークショップのテーマ例
6~12チームに分かれ、製品の生産ラインをマインクラフトのブロックやレールを使って表現
コマンドを使って高速に大きなものを作る体験
AIでプログラムを調べて実行することでかなり大きなものを作ることが可能です。
作るものを決めてタスク管理をしながらモノを作っていく体験
会社の仕組みを理解するのに適したアプローチ。
ワークショップの費用感
人数とワークショップの内容により前後します。
新人研修の場合 例
講師1名+サポートスタッフ1名
参加者
1チーム(6人)×4チーム
マインクラフト環境準備
ライセンス料は別途必要 Standard Edition: 3,960円×人数分
ライセンスの事務処理は弊社から参加者にギフトとしてラインセスを渡す形の処理も可能です。
ワークショップの会場
企業の会議室の場合
開催時間
10時~15時 (2時間+1時間休憩+2-3時間)*内1時間は振り返りワークショップ
事前打ち合わせ
2‐3回
進め方から研修受講者が関与するケースの場合は、チームリーダとの打ち合わせ
当日のファシリテーション
セットアップ マインクラフト/ChatGPT等の確認/ネットワークの確認/プロジェクター等の設定/ワークショップ録画
ワークショップ開始
はじめの挨拶 主催者側
ワークショップ説明 INNOOV側
テーマ設定 参加者
作品の発表 参加者
振り返り
Miroまたはポストイットでの振り返りワークショップ (1時間)
振り返りにて、チームワークや自身の気づきについてフィードバックを行います。
動画での記録
作品発表等を動画(Loom.com)で保存することで関係者への共有や社内共有も可能です。 *社内イントラでの共有等が可能です。
完了報告 *ワークショップ終了後1週間以内
費用 50万円(税別)~ *ライセンス別 弊社でのライセンスの費用処理は可能
LEGO Serious Play ワークショップの実施も可能
また、LEGOを活用した半日のワークショップも対応可能です。
LEGO Serious Playにより個人・組織での問題解決時のルール設定等を考えます。
テーマ例:「どのような社会人になりたいか?」
少ないブロックで自身を表現するワークショップ
社内プロセスをチームで表現してみる
問題に直面したときにどう行動するか・どういうルールを持つべきか
過去には、自動車メーカー向けにLEGOを活用した生産ライン改善ワークショップを実施。
費用 30万円~
Miroやポストイットを活用したチームビルディング
Miroやポストイットを活用した部門の大規模な振り返りも可能です。
オンライン開催もでき大規模なオンラインイベントも可能です。
Miroであれば300名くらい同時ログイン可能です。
ファシリテーター1名+アシスタント1名
ポストイットは最大20人×3チーム
Miroは100名でも可能です。
製品企画をチームでわかれて行う等イベント企画も様々です。
新入社員研修:自分の会社の歴史を各チームでまとめてみる
製品のフィードバックワークショップ 等
費用 30万円~
詳細についてはミーティングにて具体的にご相談可能です。ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。