Jira Service Management Cloud と Salesforce Service Cloud の統合に関する公式ドキュメントの要点を以下にまとめます。
🔗 統合の概要
この統合により、Salesforce Service Cloud で作成されたケースを Jira Service Management にアラートとして自動転送できます。(support.atlassian.com)
- ケースの状態変化に応じたアラートの更新 - Salesforce でケースが「作業中」になると、Jira Service Management のアラートは「承認済み」に。 
- Salesforce でケースが「クローズ」されると、Jira Service Management のアラートも「クローズ」されます。 
 
- 通知とエスカレーション - オンコールスケジュールに基づき、適切な担当者にメール、SMS、電話、プッシュ通知でアラートを通知。 
- アラートが承認またはクローズされるまでエスカレーションが続きます。(support.atlassian.com, ricksoft.jp) 
 
⚙️ 統合の設定手順
- Jira Service Management 側の設定 - チームの運用ページで「統合を追加」から「Salesforce Service Cloud」を選択。 
- 統合名を入力し、必要に応じて担当チームを指定。 
- 生成された API URL をコピーし、統合を有効化。 
- ※双方向統合は Premium または Enterprise プランでのみ利用可能。(support.atlassian.com) 
 
- Salesforce Service Cloud 側の設定 - 提供される Apex クラス( - jsmClass.apxc)とトリガー(- jsmTrigger.apxt)を Salesforce に追加。
- Jira Service Management から取得した API URL をトリガーに設定。 
- Salesforce の「リモートサイト設定」で新しいリモートサイトを追加し、API URL を登録。 
- ケースオブジェクトに「jsm-alias」フィールドを追加。(support.atlassian.com) 
 
🔄 アクションマッピング機能
Jira Service Management のアクションと Salesforce のアクションを相互にマッピングできます。
- 例: Jira Service Management でアラートが承認されると、Salesforce のケースステータスを「作業中」に変更。 
- タグやカスタムアクションを利用して、特定の条件下でのみマッピングを適用可能。(support.atlassian.com) 
この統合により、Salesforce と Jira Service Management 間での情報共有が円滑になり、サポートチームと開発チームの連携が強化されます。