ツールの整理を行うだけでコストは削減できます。
過去に中小企業2社のITツールとWebサーバーを刷新しました。長年にわたりサーバーやメールシステムの導入および保守に携わってきた経験を活かし、旧式で高コストなシステムを最新のクラウドサービスへ移行しました。
その結果、月額約20万円かかっていたIT費用が、SaaSへの切り替えにより月4万円以下に削減されました。
多くの企業が高額なシステムを使い続け、年間で数百万円ものIT費用を支払っているケースがあります。現在導入しているツールと費用を洗い出すことで、コスト削減や業務改善につなげることができます。
次のような状況にある中小企業は特に注意が必要です
長年同じサーバを使用している
メールサーバがオンプレミスまたはレンタルサーバ
最新のクラウド型グループウェアツールを使用していない
継続的に高額なメンテナンス費用を支払っていい
多くの異なるツールを使用している
月に10件も無い申請ツールや月に3回くらいアクセスしないツールがある
良くあるのが、業者に任せているやITは良く分からないのでそのままにしているという感じです。
過去の中小企業のITツールの入れ替え事例
1社目:デザイン業
以前のシステム
個人運営のメール・DNSサービス(月額16万円)
オンプレミスのメールサーバ・DNSサーバ(月額12万円)
WBSだけ引けるツール
オンプレミスのWEBサーバ
総コスト: 約30万円/月
複数のFacebook企業ページ *Facebookページが乱立していたので整理しました。
新しいシステム
お名前.com(DNS管理)、Google Workspace、WordPress.com(WEBサーバ) Trello slack(チャットツール)
Facebook企業ページの統合
総コスト: 4万円以下/月
2社目:製造業
以前のシステム
レンタルのWEBサーバ(月額10万円)*オーバースペック
請負のWEBサーバメンテナンス(1回5万〜10万円)
特定メーカーのDNSとメールサービス
更新されていないオフィス製品
総コスト: 約20万円/月
新しいシステム
GoDaddy(DNSサービスの移管)、Google Workspace、HubSpot(WEBサーバ) slack(チャットツール)
総コスト: 約3万円/月
保守費用の削減
これらの改善により、古いシステムの使用に伴う高額な保守費用も削減しました。特に、DNSサービスの変更や解約を紙媒体でしか受け付けない旧式の対応には驚かされました。また、サーバの保守を担う業者やフリーランスのエンジニアが10年以上にわたり高額な費用を請求していたことも問題でした。
今後も、ITツールをクラウドサービスに移行し、コスト削減とともに利便性や効率を向上させることを目指しています。全国には同様の改善が必要な中小企業が多数存在しており、必要以上に保守費用を支払っている企業は、その費用を削減することが可能です。
サービスがロックされている
殆どケースが一回導入してサービスがロックされています。
今はしっかり考えて変更することでITのインフラコストは大きく下がります。
中小企業は、環境を整理することでコスト削減と利便性、効率の向上が期待できます。そのためにも、ツールの更新を積極的に行う必要があると思います。
中小企業のIT費用は業者との付き合い等で非常に高くなっている場合が多いです。
一度全体のツールの棚卸を行いリプレイスなどを検討してみてはと思います。