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福岡帰省で感じた学びと気づき:産業史、地域の暮らし、そして建設業や運送業の今

3泊4日の福岡帰省でTOTOミュージアムや科学館を訪問。猫がムカデを仕留める瞬間や運送業界の課題など、身近な体験から社会構造の見直しの必要性を実感しました。

一週間前以上前にアップデートされました

【3泊4日の福岡帰省と、気づきに満ちた体験】

ゴールデンウィークは3泊4日で、実家のある福岡へ帰省しました。TOTOミュージアム、福岡市科学館、マリンパークなどを、親戚の子どもたちと一緒に巡り、学びと発見の多い時間となりました。

◆ 産業ミュージアムを通じて歴史と技術を体感

旅行ではなるべく、産業博物館や歴史的資料を見られる場所を訪れるようにしています。
過去3年では、トヨタ産業技術記念館スズキ歴史館、その前にはヤンマーミュージアムなどにも足を運びました。今回訪れたのは、北九州市にある TOTOミュージアムです。

◆ TOTO創業者の先見性に触れる

TOTOミュージアムでは、森村組という貿易会社に始まる歴史から、最新のTOTO製品までの進化の歩みが展示されていました。
特に印象的だったのは、創業者が東京・京橋から北九州に拠点を移し、世界中を巡って情報を集めながら時代の変化を見極めて事業を起こしたというエピソード。まさに「広い視野」と「行動力」で道を切り拓いてきた軌跡に、深く感銘を受けました。

弊社でも、ワーケーションや海外のSaaSイベントなどを通じて、社員が国外に触れる機会をつくっていますが、やはり現地での体験から得られる「気づき」や「感覚」は、非常に大きな価値があると再認識しました。

◆ APA創業者の自伝が息子の心に残る

宿泊先は小倉駅前のAPAホテル。
偶然にも息子が、APAグループ代表・元谷外志雄さんの自伝を手に取りました。TOTOの創業者と同様に、元谷さんも世界数十か国を巡って視野を広げ、行動してきたという話に触れ、「自分も何か挑戦できるかもしれない」と感じたようです。

小学生時代からいろいろなことにチャレンジしていたという元谷さんの姿勢に、息子なりに刺激を受けたようでした。

【印象に残ったできごと】

帰省ではいろいろな話やできごとがありました。

都会に住んでいるとなかなかできない体験もありました。

① 飼い猫がムカデを仕留めた瞬間

なかなか無い体験だと思うのですが、猫が害虫(ムカデ)を捕まえたシーンを目の前で見ました。

実家がある福岡県飯塚市は山に囲まれた地域で、家の周囲には様々な生き物が現れます。
今回の帰省中、親戚の家で夕食をとっていた時、飼い猫が突然、15cmほどのムカデを見つけて威嚇しながらぐるぐると周囲を回り始めました。その隙を見て親戚がほうきで押さえ込み、無事にムカデを確保。

この出来事を通じて、猫が本来「害虫や害獣の駆除役」として人間と共に暮らしてきた理由を実感しました。些細ながら、印象に残る体験でした。

② 建設業や運送業界の構造課題を改めて実感

もう一つ印象的だったのは、親戚や知人との雑談の中で出た建設業や運送業界の現状について。
どの会社も人材不足でギリギリの運営。昔ながらの仕組みのままで限界がきているという声が多くありました。労働強度が高く、将来の展望も見えづらいため、若い人が続かないというのが現実のようです。

本当に人が足りないが若い人はいない

正直タクシー業界にライドシェアを入れて人材の流動化を促し、むしろ運送業界へ人を流した方が良いのではと思いました。

自動運転技術はまだ課題が残るものの、Uberのような仕組みやソフトウェアはすでに存在しています。それでも日本では、こうした規制緩和や市場構造の転換がこの30年ほとんど進んでいないと思います。

ある意味ソフトウエアで解決できるように構造を変えていないのも原因だと思います。
仕組みが変わらない限り、人の働き方や関与のしかたも変わらず、“人手不足”という言葉が解消されることはないのではと感じました。

本質的な解決には、建物や車両に関する制度の見直しや、ソフトウェアと絡めた業務プロセスの効率化など、仕組み自体の変革が不可欠だと痛感しました。

自分も何か運送業や建設業の改善につながることができればと考えています。

【これからも、新しい視点に出会うために】

今回の帰省に限らず、やはり外に出て人と会い、場所を変えることの大切さを再認識しました。
東京の自宅で仕事をしていると、新しいことに触れる機会は意識してつくらないと得られません。

最近、自宅の近所にドローンの資格が取れる学校を見つけました。新しいことに挑戦する第一歩として、ちょっと動いてみようと思います。

この夏も、旅行などを通じてまた新しい体験や気づきに出会えたらと思っています。

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